2010年04月02日

Posted by hummer
at 01:20
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バラナシ

バラナシ


バラナシ

バラナシ。


昔の名をベナレス。


ヒンドゥー教の聖地。


人が二人やっとすれ違えるような道が迷路のように絡み合うこの町で、何も感じずにはいられない。


生と死。優しさと嘘。人と動物。全てが入り混じる、混沌という言葉がよく似合うこの町に着いた。




いや〜。めっちゃほこりっぽいんですよね、インド。


そしてバラナシ。名前が日本っぽくて好きです。


いや〜。バラナシ好きですよ。この混沌とした感じが。


牛が道の真ん中でめいいっぱいあくびしています。


犬が道の真ん中で安心しきって寝ています。


おっさんがどうどうと鼻くそほじりながら歩いていきます。


おばさん、すれ違いざまにでっかいげっぷを残していきました。


みんな自由ですね。好き勝手です。のびのび生きています。


バラナシには「ガート」と呼ばれる、ガンジス川の川べりにある階段があります。


その「ガート」は人々の生活の一部で、家の一角みたいなもんです。


入浴(沐浴)したり、歯を磨いたり、子供たちが泳いで遊んだり、洗濯したり。


みんな川とともに生きています。


そして川に還っていきます。


ヒンディーでは「輪廻転生」が信じられていて、命は繰り返されるといっています。


このガンジス川にはたくさんのガートがあり、その中には火葬場もあります。


つまり川のそばで死体を燃やし、川に還します。


川のほとりでそんな光景を目の前にしながら、死について考える。


死について考えるということは生について考えるということ。




どう死にたいか。


どう逝きたいか。


どう往きたいか。


どう生きたいか


どう活きたいか。




今日も川は流れ続ける。






※日本の漢字はすごいですね。 



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